取材は翌日９月７日（土）の１５時から２時間ほど行なわれた。 写真撮影のほうは、記者の方の要望にこたえて望遠鏡のフタを外し、望遠鏡の前側から撮影された。この角度からの撮影のためには記者がベランダの壁と望遠鏡の間に入り込み窮屈な状態で撮影しなければならなかったが、さすがにプロだと思った。
結果は、９月１０日の朝日新聞の栃木版の 「この人／この話」 というコーナーにカラー写真とともに掲載された。
この写真の構図は気に入った。私の出身地や出身大学の情報も掲載された。
家内に相談したところ「こういうことはめったに無いので引き受けたほうがよい」ということになり取材を受ける事になった。 取材日の日程は、先方の都合と私の都合が合わず先に延び、放送２日前の９月１８日になった。
取材には、記者とカメラマンのお二人がいらっしゃったが、新聞・雑誌の取材と違うのは音に気を遣われることであった。 「居間の冷蔵庫のモーターの音が入ってしまうので、少し待ってモーターが止まったら撮りましょう」ということもあった。
インタビューはいくつかの質問に対して私が答える形式であったが、最後の「これからまた発見を目指すか？」の問いに、最初は「うーん。１つ見つけたのでもう充分ですが・・・」などのように答えたが、結局は「できればもう１つ見つけられたら良いのだが」と答えることになった。これを経験して、ＴＶ（新聞もそうだが）では、内容を引き立たせるために記者の意思が反映されることがあるのだなと思った。
私が望遠鏡を覗く格好の部分も撮影されたが、ちょうど膝を中途半端に曲げた中腰になるので同じ姿勢を続けるのはつらい。ももがパンパンになって攣りそうになった。
結果は、９月２０日に、とちぎテレビの夜のニュースの中の「きょうこの人」というコーナーで３分間ほどに編集されたものが放送された。ビデオにも録画したが、良い記念になるものが残った。取材を受けて良かったと思った。